0.はじめに
テフロン(フッ素)加工のフライパンが危険と言われているが、中には安全を主張する方も居られ、果たして、どちらが本当か?どこにその危険性があるのか、何をもって安全と主張しているのかの謎を解くため調査し、その結果をまとめた。
1.高温で熱すると有毒ガスが発生する
表面温度が240℃以上で有毒物質が溶けはじめ、360℃以上で有毒ガスが発生する。
フッ素樹脂を接着させるために使用される化学物質PFOA(パーフルオロオクタン酸)が高温になると空気中に放出され甲状腺ガンや肝臓ガン、発達障害を招く。免疫調査では前立腺ガンや膀胱ガンとの関係性も指摘されている。
現在は、アメリカ環境保護局提案のプログラムにより、2015年に全廃目標を掲げ、テフロン(フッ素)加工のフライパンにはPFOAは含まれなくなった。商品には「PFOAフリー」などと記載されている。
通常調理時の器具温度は150~190℃くらい。食用油を熱した時に煙の出始める温度は約200℃であるため、通常の調理温度では十分安全であるといえる。ただし、空焚きや少量の食材を炒める時には十分な注意が必要となる。強火で2分半で250℃、4分半で360℃に達してしまう。
140~160℃:ホットケーキ
170~190℃:天ぷら
180~195℃:やきそば、ステーキ
予熱温度の確認は水滴で
https://www.fcg-r.co.jp/compare/foods_140905.html
100℃ 水滴に気泡がすぐにできない(水の沸点未満なので)
150℃ 小さな気泡ができる(沸点を超えているので)
180℃ 大きな気泡ができる
200℃ 水滴が蒸発し表面を滑る
250℃ 水滴のまま表面を転がる
水が水滴のまま転がるのは危険な状態ということになる。
2.剥がれたフッ素樹脂
使っているうちに加工が剥がれフッ素樹脂であるPTEE(ポリテトラフルオロエチレン)を食品と共に摂取することになる。
フッ素は強い神経毒があり、第二次世界大戦中、ナチスの強制収容所で被収容者が脱出しないようにフッ素入りの水を飲ませて、おとなしくさせたことで有名である。体内に取り込まれたフッ素の半分は歯や骨、脳の松果体、大動脈などに蓄積され、多動性障害、記憶障害、知能障害を引き起こす原因となることが分かっている。その他にも糖尿病、胃腸障害、甲状腺機能障害、生殖障害、腎機能障害、ガン、認知症、脳神経障害と関係性が懸念されている。
3.アルミニウムが溶け出す
フッ素加工フライパンの多くがアルミ素材にフッ素樹脂加工を施したもの。そのためフッ素樹脂が剥がれた個所から調理の度にアルミニウムが溶け出すことになる。アルミニウムの体への吸収率は0.1%とも言われているが、一旦体内に取り込まれたアルミニウムは排出されにくく、腎臓や泌尿器系への影響が懸念されている。
4.テフロン(フッ素)加工のフライパン使用上の注意
炒め物など油を使わなくても焦げ付かず便利なフライパン。使用するにあたり下記のことに注意すれば全てではないが危険性は回避される。
・安売りしている真っ黒なフッ素加工のフライパンは買わない
・耐久性がありしっかりした分厚いコーティングが施されているものを選ぶ
・加工が剥がれないように金属ヘラなどの使用は避ける
・空焚きや強火での調理はしない
5.フッ素の含有量の多いもの
6.オススメのフライパン
リバーライト極(鉄製)
普通の鉄フライパンよりも焦げ付きにくくお手入れも簡単
寿命は半永久的
リバーライト 鉄 炒め鍋 極 ジャパン 28cm IH対応 日本製
- 出版社/メーカー: リバーライト(Riverlight)
- 発売日: 2017/02/10
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グリーンパン
セラミックコーティング
高い安全性で世界的に人気!
油は必要だが鉄フライパンよりも少なく済む。
グリーンパン フライパン ヴェニスプロ グレー 26cm IH対応
- 出版社/メーカー: グリーンパン(Greenpan)
- 発売日: 2017/05/08
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ruhru(ルール)健康フライパン
ナノダイヤモンドとチタニウムコーティング
10年保証
ruhru(ルール) 焦げ付きにくいruhru(ルール)健康フライパン 10年保証付【正規品】[IH対応] 28cm×5.3cm
- 出版社/メーカー: ruhru
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GSWセラミカストーンフライパン
セラミックコーティング
10年保証
スイスダイヤモンドフライパン
ダイヤモンドコーティング
7.最後に
健康を考えるとフッ素(テフロン)加工のフライパンは避けて鉄やセラミック製をオススメする。使い捨てではなく、出来れば長く使えるものを選びたい。
お分かりの通りアルミニウムの鍋は過熱することで食品に毒性が流れ込み体内に蓄積され様々な病気を引き起こす原因となる。もし、利用されている場合はステンレス製などにしましょう。
歯磨き粉にフッ素が含まれるものが多いが、硬い歯質や虫歯予防に効果は認められておらず真っ赤なウソである。逆に骨組織への悪影響が懸念されている。本当に虫歯予防を考えているのであれば砂糖を控え糖質を制限した食事が最も効果的といえる。