AirLife Blog

人生の活動記録。ヘリコプターを始め航空関連を中心に日常で感じた事や健康・書評・音楽・映画・食レポなどの情報発信。調べごとや思考したことをOUTPUTしていきます。役立つ情報を共有できることが喜び。

2019京都散策の旅②(保津川下り)

前回の京都国立博物館に続いて、今回は保津川下りです。
以前から一生に一度は体験してみたいと思っていた念願の保津川下り。ブラタモリの京都嵐山の企画でも紹介されているのを見て益々行きたい気持ちが増していました。
京都国立博物館からは車で約1時間。478号線→9号線経由で保津川下り乗船場まで向かいます。思ったより結構時間掛かります。それでは写真を交えてご紹介。

保津川下り乗船場到着

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駐車場は100台とめることの出来る無料駐車場が用意されています。
電車で行くと最寄り駅はJR亀岡で徒歩8分。高速道路は京都縦貫道篠ICから10分。

乗船券の購入

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2階に乗船券売り場と売店があります。中に入ると芸能人などのサイン色紙が沢山貼られています。やはり有名所だけあって、テレビ等の企画も多いですし、沢山の有名人が来られていますね。保津川下り関係のお土産はここでしか買えません。

乗船券

大人4,100円

小人(4歳~小学生)2,700円。

運航時間

平日は運航時間が決まっています。
3~11月は9:00、10:00、11:00、12:00、13:00、14:00、15:30。
12月は9:00、10:00、11:00、12:00、13:00、14:30となっています。
土・日・祝日は不定期運航でお客さんの状況で調整されるようです。

保津川下り航路

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所要時間は亀岡から嵐山まで16kmを約2時間で下ります。水量により時間の変動があります。前日が雨で水量が増しているともっと早く、今回は1時間40分でした。

京都府の中央部丹波高地に源を発し、山間をめぐりめぐって園部から亀岡市に至り、再び山間の峡谷16kmを流れて天下の名勝嵐山につき、鴨川と合流して淀川に入る。この川の亀岡から嵯峨嵐山(京都市右京区)までを、峡谷の美と舟下りで有名な保津川という。(HPより引用)

峡谷の景観

川の両岸は累々たる山、そしてその高峰に京の愛宕山(火の神を祀る)がそびえ、川が右に左にと谷間を縫って曲るたびに、舟の前に後にと見え隠れする。
岩山・松山・雑木山、桜に紅葉と、自然は四季を通じてさまざまの顔を見せる。
流れは激流あり深渕ありで、きわめて変化に富んでいる。
河原には流れをさえぎるかと思われる大岩・奇岩巨石が点在、その一つ一つにえもいえぬ趣があり、物語をもって伝えられている。また岩には船頭のさす竿の跡やもどり舟を人力で引きあげた綱の跡が、ところどころについており舟下りの歴史を物語っている。
春:桜・川風に散る花吹雪
夏:岩にさくつつじ・ 清流に鳴くかじかの涼しい声
秋:紅葉する山々・峡谷を過ぎる時雨
冬:お座敷暖房船から見る雪の峡谷

(HPより引用)

保津川下りの歴史

「川下り」というのは、保津川の水流を利用して下流にある京都・大阪に物資を輸送することにはじまった言葉である。いわゆる水運であって、この歴史は古く京都に都が造営される以前、長岡京市に都があった頃から行なわれ、その後京都嵯峨の天竜寺をはじめ臨川寺、大阪城築城、伏見城造営と、保津川の水運を利用して、筏によって遠く上流の丹波から木材が輸送され、その資材は整えられたのである。
木材だけでなく、慶長11年、川大名といわれた京都の豪商角倉了以によって水路が開かれてからは、米・麦・薪炭なども高瀬舟で輸送されるようになった。
丹波の豊富で質のよい木材・穀類・薪炭は、戦後の昭和23年頃まで水運によって京都に運ばれていたが、山陰線の開通(明治32年)により、また戦後のトラック輸送の発達によって、筏と荷船による水運利用は次第に姿を消していった。
ところが保津川峡谷の自然美は四季を通じてすばらしく、巨岩をはじめ、囲繞する山々と、しぶきをあげて落流する水、神秘をたたえた鏡のような渕など、変化に富んだ景観は、まさに人の目をとらえて離さない。従って明治の28年頃から、遊船として観光客を乗せた川下りがはじまった。筏や荷船が姿を消した今では、専らこの観光の舟下りとなったのである。
亀岡から嵯峨まで16kmに及ぶ保津川下りは、今日世界的に有名な舟下りとして知られ、年間を通じて約30万の観光客が訪れ、四季それぞれの自然美とスリルを満喫している。(HPより引用)

いよいよ亀岡より出航

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2Fチケット売り場から階段を下って乗船場に向かいます

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約30人乗りの木船へと案内されライフジャケットを着用

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人慣れした鴨がお出迎え。川鵜にも会えます。

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保津火祭りの社 請田神社

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川の流れの早くなる所が数か所あり。そこがスリル満点。
両サイドはシートを肩まで上げていないと水を被ることになります(笑)
船頭さんの話では外人はそれがいいみたいで水しぶきを避けないそうです。

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トロッコ列車が川沿いを通ります。列車と船の乗客同士で手を振ります。

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台風の影響であちらこちらで倒木。自然災害なので仕方ないが景観がちょっと。。

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またまた急流箇所。岩場の傍はぶつからないか心配に。

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高低差2メートル級の滝!

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ラフティングと遭遇。船が転覆した時に助けてくれるそうです。

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「女渕」岩の名前がついてます。

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流れが緩やかな所は、のどかで景色をゆっくり楽しめます。船頭さんの話も面白い。船頭さんに質問したり会話もできます。

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「鵜飼の浜」清和天皇(850~880)が病気療養中鵜飼い(夏かがり火をたいて鮎などを寄せ、飼い馴らした鵜を使ってとる漁)を楽しまれた場所。

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奥に見える鉄橋は、保津峡駅。

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大きな岩がゴロゴロしています。岩を避けながら下っていきます。

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鉄橋の真下にきました。電線に引っかかっている物は増水の証拠。

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10月下旬ですが紅葉しはじめています

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いい天気で気持ちがいいです。11月紅葉の時期は凄い人になるそうです。今の時期はちょうど季節の合間で空いてます。

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「猿飛」

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「保津橋梁」明治32年(1889)に架けられた完成当時は東洋一長い鉄橋。レンガ造りの橋台。

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「オットセイ岩」

www.youtube.com

保津川下りの様子

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もうすぐ到着。川の上のコンビニこと、保津川名物の売店船が現れます。

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ちょうどお腹が空いていた。みたらし団子とイカ焼きを注文。暖かくて船で食べる団子とイカ焼きは最高。他にもおでんや飲み物もあります。おでんは玉子、こんにゃく、大根などが入って500円、みたらし団子は一皿3本で300円(税込)。前もって小銭を用意しておくとスムーズです。

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間もなく到着。周りが賑やかになってきました。

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食べながらゆっくりと着船場に向かいます。

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嵐山の着船場に到着。目の前には渡月橋が見えます。

チェックポイント

  • 小鮎の滝
  • 殿の漁場
  • 朝日の瀬
  • 竿の跡
  • 綱の跡
  • 鵜飼の浜
  • 書物岩
  • 河鹿(蛙)岩
  • 大悲閣
  • 曳舟

参考資料

ようこそ保津川下りホームページへ(保津川遊船企業組合)

保津川下り|観る|ぶらり亀岡 亀岡市観光協会

京都観光の定番「保津川下り」は、想像以上のスリルと渓谷美を味わえる!│観光・旅行ガイド - ぐるたび

最後に

想像以上に気持ち良かった。スリルありのんびりも出来て、景色も良く、最後はサプライズ的な売店船での暖かい食べ物でお腹も満足。
トロッコ列車でトロッコ嵯峨からトロッコ亀岡まで行って、保津川下りがベストプランだが、良い時間帯のトロッコ列車の予約が取りにくい。計画は余裕を持って。

京都の旅はつづきます。
次回、「2019京都散策の旅③(嵐山散策)」を予定しています。
お楽しみに(^^)

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