サービス残業のような違法行為はろくに対策されないまま放置
過労死や自殺といった悲しいニュース
労働時間の長さや、有給消化率の低さは世界でもトップクラス
「働くことは尊い」とか「会社のために尽くすことは素晴らしい」といったような考え方に、ずっと違和感や息苦しさを感じていた著者が、「言いたいけどうまく言えないこと」や「本当は言いたいけど、会社では到底口にできないこと」をすべて正直に言葉にした本である。
私も会社員として仕事をしている身分であるが、共感出来る事柄が多過ぎる。
仕事で悩んでいるのは自分だけではないと、胸をなで下ろすことが出来る1冊です。
本書は、第1~5章で構成されている。
第4章では、ブログ運営についての記載があり、非常に参考になる内容であった。
- 第1章 日本の職場は理不尽なことばかり
- 第2章 社畜にならないための考え方
- 第3章 僕が日本の仕事観に疑問を抱くようになるまで
- 第4章 プライベートプロジェクトのススメ
- 第5章 脱社畜の未来
今回は、第3・4・5章を対象にメモした内容を紹介する。
赤字の記載は、私自身が感じた事や実行すべき事などを記載している。
第3章 僕が日本の仕事に疑問を抱くようになるまで
- 体調不良者が続出している
- 会社からは、「各自、しっかり体調管理をするように」と言われる。
→労働量が減ることはない
→スケジュールも見直されない - 「やりがい」や「成長」でご飯は食べられない
- みんなおかしいと思っているのに、いったん会社の中に入ると、おかしいとは大声で言えない。そんな息苦しさが、日本の仕事にはある。
- ネットで情報を発信していれば、仲間が見つけられる
- 日本の労働についての価値観や雇用システムが大きな曲がり角を迎えつつある
- 「KDPアマゾン電子書籍出版」をプライベートプロジェクトにする
簿記1級の資格取得の勉強に燃えている時に就職活動が訪れた。
学生時代の中でも一番勉強が楽しく思える時であった。
そんな時に就職活動なんかしている気分ではなかった。
もっと勉強に集中したかった。
世間体、就職活動の真似事をしながら、資格取得の勉強に励んでいた。
結果、資格は取得出来たが、就職活動はうまく行かず、希望する会社には入れなかった。
学生時代には、この功績が評価され、成績優秀者として表彰された。
表彰されたことは、就職よりも嬉しかった。
就職はうまく行かなかったが、それでも、自分にとっては、
資格取得の勉強を優先したことが、正解だったと今でも思っている。
後に転職によりやりたい仕事に就くことが出来た。
第4章 プライベートプロジェクトのススメ
- オーナーシップが100%自分にある
- やりたくないことをやる必要は全くない
- 自分の得意なことをする
- 受託開発はしない方がいい
- 平日の夜や週末にどこかで雇われて働くのも避ける
- 借金、店舗、在庫を持つのはNG
- 人を雇うのもNG
- 人に仕事を依頼する時はクラウドソーシングを利用する
- ブログ、サイト作成:半年~1年は反響や売上を気にせず淡々と更新する
- ブログの自己紹介を充実させる(得意なこと、志向など)
- ブログで本格的に稼ぎたい人は、ネタフルのコグレマサトさんと和洋風KAIのするぷさんが書いた「必ず結果が出るブログ運営テクニック100プロ・ブロガーが教える ”俺メディア”の極意」(インプレスジャパン)がオススメ
- 「YouTubeパートナープログラム」で広告が入れられる
再生回数に応じて収益を得ることが出来る - 電子書籍販売:アマゾンKDP
印税率:35%、70%(独占販売)
紙の場合は、8~10% - 仕事を外注:ランサーズ
- プログラミングを学ぶ:ドットインストール
- サイトのアクセス解析:Google Analyticsのリアルタイムレポート
- プライベートプロジェクト成功のコツは、「やめないこと」
「ネットで成功しているのは<やめない人たち>である」(いしたにまさき) - コミュニティー:SNSでプライベートプロジェクトをやっていることを表明する
第5章 脱社畜の未来
- 便利になった分だけ楽をする。仕事がしんどい状況は脱することが出来る
- 週休2日制→3日制へ
フランスの社会科学者ドミニク・メーダーは、週32時間労働にすべきと - 1週間の内、7分の5も労働のために使っていると、人間が働くために生きているみたい。人間は働くために生きているわけではない
- 人類は週休3日制→4日→5日になっていく
- 働かなくていいぐらいのお金があれば、それでも仕事をする?
それでも働きたい→趣味としての労働(読書・映画鑑賞)→自分のやりたい仕事をする - 現在の日本では、働いている人は、「立派な人」
働いていない人は、「ダメな人」 - 仕事に人生が左右される
- 仕事中心思考からの脱却→やりたいことに人生をつぎ込める
- 仕事に囚われない人生を考える
本を読む、旅をする、写真を撮る、音楽を聴く、映画を観る - 子どもの頃、何に興味があったか?
一人遊び、データ分析、バイクツーリング、カメラ、アマチュア無線 - 金にならなくてもやりたいこと
物を書く、自分の考え方を公にし共感し合う、仲間意識を深める - 今の自分にはコミュニティーが不足している
SNSやブログでの繋がりは徐々に増えてきている
趣味や気楽に飲みに行ける人を増やしたい
参考資料