「森のセラピー音」で薬いらず! 病気知らず!（内海聡）

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本書を読んで重要と感じたことや実行すべき事項をまとめた読書メモ＆書評

Prologue

14枚の写真を見ながら森のセラピー音ＣＤを聴くことができる。

第１章

精神を安定させたり、ストレスを軽減したりするために精神科や心療内科に通院することは、決しておすすめしません。自らに備わった自然治癒力や生命力が低下し、ますます薬が手放せなくなってしまうでしょう。ストレスによる精神的な苦痛は、原因を取り除くことでしか解決することはなく、病院で処方された精神薬を飲んでも症状が改善することはありません。
薬や病院に頼る前に３つのチェック
働きすぎになっていないか
ー長時間労働や休日出勤などで過労になっていないか
きちんとした医学的検査をしたか
ー甲状腺障害、膠原病、血糖調節障害や低血圧、栄養障害、アレルギー性疾患、高次脳機能障害、髄液漏出症候群などが引き金となり、精神疾患と診断されていないか
日常生活や食生活に問題がないか
ー栄養バランスのとれた食事
ー十分な睡眠がとれているか
ー炭水化物や甘いもの、ジャンクフードやコンビニ食品の食べ過ぎ
精神的に弱くなった原因は、生活が人工的になり、自然との触れ合いが極端に少なくなってきたから。五感（視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚）を研ぎ澄ませて想像力を鍛えることで、ストレスに打ち勝つ力を養うことができる。
「森のセラピー音」が自律神経のバランスが整えられてリラックス状態を作る。自然の音には、美しい響きを作る「倍音」（もとの音の周波数を整数倍した音）と「ゆらぎ」（連続性の中の適度な不連続性や規則性の中の適度な不規則性）という音成分が含まれている。うつ状態や不安感、不眠、イライラ、疲労倦怠感などの改善・解消を促す効果がある。自然音が脳はにα波をふやし、副交感神経の働きを高め、心身を心地よい状態へと導いてくれる。

第２章

ウォーキングをしながら聴く
光を浴びると14～15時間後に睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌が高まる。体内時計の働きにより寝つきや睡眠の質が良くなる。
ストレッチしながら聴く
朝のストレッチ：腰上げ、上体起こし
夜のストレッチ：ネコのポーズ、腰ひねり
足ツボ刺激しながら聴く
経絡（生命エネルギーの通り道）の流れを良くして自然治癒力を高める
湧泉：精神を安定させ、内臓機能を活性化して気力を高める
失眠：神経を落ち着かせて寝つきがよくなり、不眠解消に効果的
耳ツボ刺激しながら聴く
神門：気持ちを落ち着かせヤケ食いの防止など精神安定に効果的
不眠のときは寝る前の時間帯に、抑うつ感が強いときは朝の時間帯
ふくらはぎマッサージしながら聴く
全身の血行を促すことができる。心身が緊張して各部にこりを感じるときや、足や全身に疲れを感じるときなどにおすすめ。
アロマセラピーしながら聴く
植物の香りの成分には、心身をリフレッシュさせたり、人間が本来持っている自然治癒力を高めたりする働きがあり、代替療法としても注目されている。リラックス効果にとどまらず、血行促進作用や殺菌作用なども明らかになってきている。

第３章

精製されている糖類、実行甘味料、食品添加物、グルタミン酸ナトリウム（うま味調味料）、牛乳、農薬、遺伝子組み換え食品、トランス脂肪酸、フッ素やフッ素化物、放射性物質、電磁波は現代病を生み出す社会毒である。これら社会毒を極力取り入れないこと、たまった社会毒を解毒する（デトックス）が健康長寿の基本といえる。
朝起きてすぐに糖質主体の食事や炭水化物の過剰摂取は控え、空腹の時間を長くとることで脂肪がどんどん分解され、解毒される。全身の細胞が活性化され、傷ついた血管壁が修復され、若返り効果や美容効果がある。朝はコップ一杯の新鮮な水、昼と夜にバランスの良い食事を摂る。
水道の塩素によりアレルギーや動脈硬化性の病気を生み出している。水道水には塩素のほか、雨水から混入する放射能、アルミニウムや鉛、サビ止め塗料などが混入している。台所と洗面所、風呂のシャワーに塩素とアルミと鉛が除去できる浄水器を設置しよう。お風呂の水は無農薬のみかんやゆずの皮を浮かべると、ビタミンＣやフィトケミカルなどの働きで有害物質が中和される。ビタミンＣの細粒や天然塩、備長炭を入れるのも効果的。
食事のポイントは、糖質や炭水化物を控え、肉や魚介類など、良質なたんぱく質を積極的に摂取し、食品添加物や農薬をできるだけ避けること。「まごわやさしい」（豆類、ごま、わかめなど海藻類、野菜類、魚介類、しいたけなどのきのこ類、いも類）に沿った食材をふだんの生活に取り入れること。
デトックスは、ヨガやウォーキング、ジョギング、登山、マラソンなどの有酸素運動は、発汗作用をもたらして有害物質を体外へ排出してくれる。精神修行ともなり、思い悩むことがあっても自然と気分転換ができ、心身両面で有害物質がデトックスされる。
55～60度の低温サウナで副交感神経の働きを活性化するため、デトックスに加えリラックス効果をもたらす。一般的には岩盤浴や陶板浴、エステカプセル、砂風呂、酵素風呂などを利用するのも良い。